2010年07月09日

白夜祭でのマリア・グレーギナ:そのA

7月5日(月)にマリインスキー劇場のコンサート・ホールで、マリア・グレーギナのガラ・コンサートが開催されました。インターネット投票で演奏曲目を決定するという画期的な試みが行われました。これは彼女のマネージャー(ナターシャさん)のアイディアだったそうですが、次のようなプログラムになったそうです。

 作曲家 演奏曲目
チャイコフスキー「エウゲーニ・オネーギン」手紙の場
マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
サントウッツアのアリア「ママも知るとおり」
ヴェルディ「シチリア島の夕べの祈り」より序曲
「アイーダ」よりアイーダのアリア「ああ、わが故郷」
「ナブッコ」アビガイッレのレチタティーヴォとアリア
「宿命の文書よ、おまえを見つけてよかった」
プッチーニ「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」
「トスカ」より「緑の中でわたしたちを待つ家」、「歌に生き、愛に生き」
ベルリーニ「ノルマ」
ノルマのアリア「清らかな女神よ」
プッチーニ「マノン・レスコー」より間奏曲
「トゥーランドット」よりリューのアリア「氷のような姫君の心も」
トゥーランドットのアリオーソ「この宮殿の中で」

グレーギナのリハーサルの様子がマリインスキー劇場のYoutubeにアップロードされています。
ビデオの最後の「運命の力」より「神よ平和を与えたまえ」は、アンコールで歌われたそうです。

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2010年07月08日

マリインスキー劇場の支援によるヴィボルグでのオペラ上演

マリインスキー劇場は白夜祭の一環として、7月8日と9日にフィンランドとの国境の都市ヴィボルクで行われるオペラ公演と歌の祭典を支援します。
これまでもマリインスキー劇場は、ゲルギエフの主導でレニングラード州でクラシック音楽を普及する活動を行ってきました。2007年からヴィボルグ音楽劇場スタジオの支援を開始し、クリスマス・コンサートを実現したり、ラフマニノフのオペラ「アレコ」を上演しました(2008年)。


8日(木)はヴィボルグ城内で、ヴィボルグ音楽劇場スタジオとマリインスキー・アカデミーの若手ソリストがレオンカバルロのオペラ「道化師」(マリインスキー劇場のプロダクション)を上演し、9日(金)は野外で開催される歌の祭典にマリインスキー劇場合唱団が参加します。


ヴィボルグは、ペテルブルグのフィンランド駅から列車で2時間ほどの国境近くにあります。スゥエーデン、ロシア帝国、フィンランド、ソ連と帰属する国家が何度も変わった複雑な歴史があります。ヴィボルグ城やモン・レポ公園などの観光地がありますが、残念ながら十分修復されているとは言えない状態でした(2009年11月ごろ)。

ヴィボルグとモン・レポ公園については、「ロシア庭園めぐり」(ユーラシア・ブックレット)に詳しく説明されています。
この都市の戦後の歴史に興味があれば、↓のオンデマンドのドキュメンタリーをご覧ください(ロシア語のみで25分ほど)。
http://5-tv.ru/programs/broadcast/503280/
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2010年07月04日

2011年開催の第16回チャイコフスキー国際コンクールについて

来年はモスクワでチャイコフスキー国際コンクールが開催されます。
会場となるモスクワ音楽院大ホールは、修復のために今年5月から休館中で、来年のコンクールの時期(6月14日から7月2日まで)に合わせて再開する予定だそうです。しかし、財政難などの問題で、(当然ながら)工事の遅延や延長が懸念されています。


そのため、6月30日に行われたコンクール組織委員会で議長を務めるゲルギエフが、コンクールの一部の審査部門(声楽とヴァイオリン)をペテルブルグに移動させる提案をしたそうです。ペテルブルグはチャイコフスキーにゆかりの深い街であり、優れたコンサート・ホール(フィルハーモニーとマリインスキー)とオーケストラがあり、権威ある本コンクールの審査には十分対応できる、と主張したそうです(しかし、その時期は白夜祭の時期と重なるのでは…)。

また、声楽部門の名誉審査員長をプラシド・ドミンゴに依頼し、同意を得ているとか。その他にもエレーナ・オブラスツォーワやレナータ・スコット、テレサ・ベルガンサ等の往年の大スターが審査員候補に含まれているそうです。


この提案は、すでに文化大臣アレクサンドル・アヴデーエフにも伝えられ、来年のコンクールに限って、モスクワ/ペテルブルグ二都市で同時開催する可能性も検討されるようです。


ゲルギエフの記者会見を伝えるニュース。

http://www.tvkultura.ru/video.html?id=172562&doc_type=rnews&doc_id=460536


http://www.vesti.ru/doc.html?id=373870


posted by 管理人 at 21:47 | Comment(0) | ゲルギエフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月02日

マリインスキー劇場のe-ニュースレター6月22日版のクイズの答えとバレエ「スパルタクス」の復活上演について

マリインスキー劇場では、7月1日にハチャトゥリヤン作曲のバレエ「スパルタクス」を復活上演します。
「シュラレー」に続き、レオニード・ヤコプソンの振付作品がレパートリーに加わることになります。

いくつかのメディアでリハーサル風景や関係者のインタビューがされています。
日本でよく知られているボリショイ・バレエのグリゴローヴィッチ版と異なり、女性ダンサーはポアントを使用していません。

100TVのニュース。指揮者カレン・ドルガリヤン、振付家のタチアナ・レガートのインタビュー。

http://www.tv100.ru/news/Iskusstvo-na-polupalcah-27291/

HTBのニュース。改定振付を行ったヴァチスラフ・ハミャコフのインタビュー、ヤコプソンの昔の映像や、ハルモデウス役(エギナに誘惑されてスパルタクスを裏切る人物)のスメカロフのインタビューなど。

http://www.ntv.ru/novosti/197364/

http://petersburg.rfn.ru/video.html?id=17157939&type=r

iskusstovo TVは、コメントや解説なしで舞台の映像を伝えています。

http://www.iskusstvo-tv.ru/Theatre/Balet-Spartak-Mariinsky.html

6月22日付けe-ニュースレターのクイズの答えも発表されています。
問題の難易度が高かったらしく、残念ながら60名の応募者のうち全問正解者はゼロだったそうです。

1. 6月30日(水)にコンサートを行うユンディ・リは、第14回ショパン国際コンクールの優勝者ですが、このコンクールが初めて開かれたのはいつでしょう?
答え:(b)1927年


2. ショパンはかつて自分の作品の特徴をポーランド語の一つの言葉で表しました。その言葉の意味は? 
答え(c)źal(悲哀)


3. ロシアの"銀の時代"の有名な詩人で、姪がヤコプソン振付けのバレエ「スパルタクス」の初演時に美術監督を務めたのは誰でしょう?
答え:(e)ヴラジスラフ・ホダセーヴィッチ
初演の美術監督、ヴァレンティナ・ホダセーヴィッチは、ロシアの"銀の時代"の詩人ホダセーヴィッチ(1922年に亡命)の姪です。

4. 「スパルタクス」は1956年12月29日にマリインスキー劇場(キーロフ劇場)で初演されましたが、このとき出演していなかったダンサーは誰でしょう(複数選択)?
答え:(a)イーンナ・ズブコーフスカヤ、(e)アッラ・シェレスト

1956年12月29日の初演キャストは、スパルタクス:アスコルド・マカロフ、フリーギア:ニネル・ペトローワ、エギナ:オリガ・モイセーエワだそうです。

5. バレエ「スパルタクス」は1956年に初演されて以来、2回復活上演されました。それはいつですか(2つ)?
答え:(b)1976年、(e)1985年

また、マリインスキー劇場のYoutubeにもリハーサルの様子がアップロードされています。
主演のゼレンスキーとテリョーシキナによるスパルタクスとフリーギアのアダージョなど。

posted by 管理人 at 00:40 | Comment(0) | 227シーズンの初演 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月01日

マリインスキー劇場の2010年7月公演スケジュール―7月1日更新

マリインスキー劇場の7月のスケジュールは、5月1日の記事ですでにお知らせしましたが、その後追加公演や演目の詳細の発表等がありました。

なお、マリインスキー劇場オーケストラは、4日から8日までフィンランドのミッケリ国際音楽祭に出演します。

最新情報はマリインスキー劇場のサイト必ずご確認ください
 
日付曜日時間場所種別演目
7月1日19:00マリインスキー劇場バレエ・
プレミエ
ヤコプソン振付:スパルタクス
7月2日19:00マリインスキー劇場オペラプッチーニ:トーランドット
指揮:ゲルギエフ
出演:マリア・グレーギナ、ウラジミール・ガルージン、ゲンナジ・ブズベンコフ
7月3日21:00コンサート・ホールコンサートリヒャルト・シュトラウス:「メタモルフォーゼン」、ベルリオーズ:劇的交響曲「ロミオとジュリエット」
指揮:エサ=ペッカ・サロネン
マリインスキー劇場オーケストラ&合唱団
7月3日19:00マリインスキー劇場バレエポーランド国立バレエ公演「ショパン」
振付:パトリス・バール
7月4日19:00コンサート・ホールコンサートダヴィッド・グリンガス・チェロ・リサイタル
ピアノ:イアン・ファウンティン
シューマン:幻想小曲集、アダージョとアレグロ
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ
ショパン/フラムショーム:マイヤベーアのオペラ「悪魔ロベール」の主題によるピアノとチェロのための協奏曲大二重奏
7月4日19:00マリインスキー劇場バレエポーランド国立バレエ公演「ショパン」
振付:パトリス・バール
7月5日19:00コンサート・ホールコンサートマリア・グレーギナ・ガラ・コンサート
指揮:アルベルト・ヴェロネージ
マリインスキー劇場オーケストラ&合唱団
曲目未発表
7月5日19:00マリインスキー劇場バレエスパルタクス
7月6日19:00マリインスキー劇場バレエジゼル
7月6日19:00コンサート・ホールコンサートアレクセイ・ボロディン・ピアノ・リサイタル
ショパン:24の前奏曲、ソナタ第3番、舟歌 嬰ヘ長調
7月7日19:00コンサート・ホールコンサートベルリン・フィルハーモニー室内合奏団
ドヴォルザーク、シューベルト
7月7日19:00マリインスキー劇場オペラレオンカヴァッロ:「道化師」
7月8日19:00コンサート・ホールコンサートバルチック・ユース・フィルハーモニック
指揮:クリスチャン・ヤルヴィ
チェロ:ヤン・フォーグラー
7月9日19:00コンサート・ホールコンサートクリスティアン・ブラックショウ・ピアノ・リサイタル
シューマン:即興曲「ウィーンの思い出」、交響的練習曲
モーツアルト:ソナタハ短調
7月10日19:00コンサート・ホールコンサートウィーン・フィルハーモニー
指揮:ゲルギエフ
ピアノ:ルドルフ・ブーフビンダー
ソプラノ:イリデコ・ライモンディ
ベートーベン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ニコライ:オペラ「ウィンザーの陽気な女房たち」よりアリア
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ ハ長調
7月11日19:00コンサート・ホールコンサート音楽劇"The Infernal Comedy"
ナレーション:ジョン・マルコヴィッチ
7月12日19:00コンサート・ホールバレエフォーキン振付:謝肉祭
バランシン振付:四つの気質
7月13日19:00マリインスキー劇場オペラ・プレミエヴェルディ:アッティラ
アッティラ:イリダール・アブドラザコフ
オダベッラ:マリア・グレーギナ
指揮:ゲルギエフ
演出:アルゥーロ・ガマ
7月13日19:00コンサート・ホールバレエフォーキン振付:謝肉祭
バランシン振付:四つの気質
7月14日19:00マリインスキー劇場オペラ
プレミエ
ヴェルディ:アッティラ
アッティラ:セルゲイ・アレクサーシン
オダベッラ:ムラーダ・フドレイ
指揮:ゲルギエフ
演出:アルゥーロ・ガマ
7月14日19:00コンサート・ホールオペラルイス・シューポア、ブラームス、ハイドン、シュニトケの作品
7月15日19:00マリインスキー劇場オペラカルメン
7月16日19:00コンサート・ホールオペラヤナーチェク:「マクロプロス事件」
7月16日19:00マリインスキー劇場バレエ白鳥の湖

 
7月17日19:00マリインスキー劇場オペラエウゲーニ・オネーギン
7月18日19:00マリインスキー劇場バレエバヤデルカ
7月19日19:00マリインスキー劇場バレエスパルタクス
7月20日19:00マリインスキー劇場オペラ椿姫
7月21日19:00マリインスキー劇場オペラアッティラ
白夜祭のフィナーレ
7月22日19:00マリインスキー劇場オペライーゴリ公
posted by 管理人 at 21:59 | Comment(0) | マリインスキー劇場関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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